利点・欠点

読みやすさより、書きやすさ優先ではあるが、Perlほど汚くはないと思う。

利点

  • すごく拡張しやすい
  • すごく書きやすい
  • 速い
  • 小さい
    • 出来上がるコードサイズが小さい
    • ライブラリのソースコード量が少ない
  • GL との親和性が異常に高い
    • GLUT エミュレーションまで存在するので、GLUT 感覚で書き始めて、ちょっと Widget を使いたいなんてときはすぐに対応できる
    • ILM も OpenEXR のビュアーで使っているくらいなので、良いんじゃないでしょうか?
    • 基本思想がどこまでも GL
  • fluid でお気楽 RAD 開発
    • fluid みたいな VB 感覚で開発できるツールを標準で備えているのは、まだまだ fltk だけではないでしょうか?
    • fltk の本来持っている「程よい雑さ加減」とよくマッチしています

欠点

  • Widget が圧倒的に足りない
  • 日本語が使えない
  • 記号的過ぎる命名規則
    • 一語だったり、一文字だったりするので、慣れが必要
  • コンソールウィンドウが消えない
  • 行列と簡易2D描画関数が連携してない
    • 一応直線や、矩形描画の(よくある感じの)関数は存在するが、行列を無視する
    • 行列と連携させる場合、2D 描画時には glBegin() 〜 glEnd() ライクに(プリミティブ)ポリゴンを書く必要がある( 2D 描画ぐらい直線描画などの関数を一発呼ぶだけで済ませたい... )
  • fluid がなんとなく不安定 & 機能不足

これまで、Direct3D では GUI ツールを作る際に苦しめられてきたので、OpenGL + fltk はやめられない快適さですね。たぶんやる気になれば SDL とも統合できると思います。ただ、現段階では「商品」には使えない代物です(僕の主観ですが)。開発&実験用にどうぞ。